

この記事では、クッションフロアのDIYで失敗しやすい注意点と失敗しないための対策を紹介しています。
目次
クッションフロアDIYの失敗例と対策

賃貸の床にクッションフロアをDIYしようと考えている人に向けて、よくある失敗事例を公開します。

クッションフロアをまっすぐ切ることができない
クッションフロアをお部屋の形に合わせてまっすぐ切るのは結構難しいです。
まっすぐカットすることができないと、隙間が開いて不恰好になってしまいます。

このように定規を壁に押し当ててカッターで切る方法が一般的ですが、まっすぐ切るためにはいくつかポイントがあります。

失敗しないためのポイント
- 刃が大きめのカッターを用意する
- カッターの刃は一回使う毎に折って新しくする
- 大きな定規を使う
- もしくはクッションフロア専用のカッターを使う
カッターの切れ味が悪いと、切り口がボソボソになってしまい失敗します。
基本的に1回カットする毎に刃を折って常に切れ味の良い状態にしておくのがポイントです。
クッションフロアに折り目をつけ、壁に押し付けるための定規は、必ず大きなしっかりしたものを使ってください。
小さい定規でやろうとすると抑えが悪く線がぶれてしまうので失敗します。
カッターの替え芯や大きな定規は100均でも購入できるので、絶対に買っておくのをおすすめします。
このような工具があるとさらにやりやすいです。

不安な人やお金に余裕がある人は、クッションフロア専用のカッターを使うと誰でも簡単にぴったりカットすることができるのでかなりおすすめです。
本当にぴったり真っ直ぐ切ることができますよ。
クッションフロアの継ぎ目が目立つ

クッションフロア同士の継ぎ目が合わず隙間ができてしまう失敗は、見栄えが一番悪いので絶対に避けたいところです。
継ぎ目をぴったり合わせるためには『ジョイントカット』という方法を使います。
イメージはこんな感じです。
- クッションフロアを少し重ねて置く
- 上からカッターで重ねた部分を切る

- 切り離された余計な部分を取り除く
- 継ぎ目がぴったりと重なる

クッションフロア2枚分を一緒に切るので、カッターの切れ味が重要です。
1回で切り離すことができるようにカッターの刃は新しくして使ってください。
上手にできるとこんな感じになります。


角や細かい部分の処理が上手にできない

部屋の隅の細かい部分が一番難しく失敗しやすいところですね。
定規などで長さを測定して、クッションフロアをカットしていくのもいいですが…
もっと簡単で失敗しにくいのは、『型取りをする方法』です。
複雑な部分は、新聞紙や不要になった紙で型を取りましょう。

あとは、この型に合わせてクッションフロアを切っていけばOKです。

これで複雑な部屋の隅も綺麗にクッションフロアを敷くことができます。

クッションフロアがデコボコになってしまう

クッションフロアを糊で貼った場合は、空気が入ってボコボコになってしまうという失敗があります。
(両面テープで貼る場合は問題ありません。)
糊で貼る場合は、しっかりと空気を抜かなければいけません。
空気を抜くのが甘いと、明らかにボコボコとした浮きが目立つ原因になります。
糊でクッションフロアを貼る場合は、空気抜きのためのブラシやローラーを用意して、確実に空気を抜きましょう。

クッションフロアの巻きじわが取れていない状態で施工してしまう
クッションフロアはロール状になって届きますので、巻かれた状態に癖がついています。

この巻きじわが取れていない状態で施工してしまうと、波打つように浮いてしまい失敗します。
クッションフロアの巻きじわを伸ばす方法は、単純にクッションフロアを広げておくことです。
また、気温が高いほどクッションフロアが柔らかくなり巻きじわが伸びやすいです。

クッションフロアが届いてすぐにDIYを始めたくなる気持ちもわかりますが、日中の気温が上がっている時にクッションフロアを広げて巻きじわを伸ばしてから施工してください。
クッションフロアの柄が合わない
クッションフロアの柄が合わなかったという失敗は多いですが…
クッションフロアはそもそも柄を合わせることが難しいです。
製造の都合上、柄が合わない場合もあるからです。

柄が合わない失敗を避けるためには、柄合わせをしないでいいものを選ぶことが確実です。
例えば、大理石などのストーン調であれば、柄を合わせなくてもいいので施工が楽ですよ。
柄合わせを意識しなくてもこの通り

マスキングテープと両面テープの厚みが浮き出る
マスキングテープと両面テープを使って貼り付ける場合、テープの厚みが気になる場合があります。
デコボコ感が目立つとカッコ悪いので、テープで貼り付ける場合はできるだけ薄いテープを選びましょう。
賃貸のフローリングの上に、インテリア目的でクッションフロアをDIYするなら、『テープで固定しない』という選択肢もありです。

置くだけなのでいつでも剥がせる状態ですが…

ぴったり合わさっていれば十分綺麗です。

クッションフロアの固定に失敗するのが怖い人は、置くだけのDIYを試してみてください。
『関連』クッションフロアは固定しないで置くだけでもいい?賃貸での対策
クッションフロアが足りない、余りすぎた
DIYをしている途中に、クッションフロアが足りなくなってしまったという失敗が意外と多いです。
余りすぎた場合はまだましですが、足りない場合は作業を中断しなければいけません。
そんな失敗をしなくてもいいように、必要な分はしっかりと計算して購入しましょう。
クションフロアの必要な長さは間取りによっても変わるので断定はできませんが、1畳を埋めるのにクッションフロア2メートルが目安です。
(90cm幅のクッションフロアで計算)
クッションフロアの必要な長さの詳細はこちら
>> クッションフロアのDIYにかかる費用を解説【何メートル必要?】
クッションフロアDIYに関するよくある質問

本当に原状回復できる?
適切なやり方でDIYをすれば、綺麗に原状回復することができます。
むしろクッションフロアが床の保護をしてくれるので、クッションフロアを剥がした後の方が元の床を綺麗に保てると思います。
DIYしたクッションフロアを原状回復した時の記事はこちら
>> クッションフロアの下にカビは生える?賃貸DIYを原状回復してみた
DIYに失敗しにくいクッションフロアは?
初心者でも扱いが簡単なハーフサイズ(90cm幅)のクッションフロアがおすすめです。
おすすめのクッションフロアはこちらの記事で解説しています。
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クッションフロアおすすめ15選!賃貸に最適な安い置くだけタイプも
クッションフロアのおすすめが知りたい。 こんな疑問に答えます。 こんにちはsora(@sora_0010)です。クッションフロアを使ってDIYをしています。 賃貸でもおしゃれな床にDIYすることができ ...
